レターポット における地域活性化を目指して

こんばんは、毎度毎度のレターポット 話をさせて頂きます(笑)珈琲倶楽部 田 永塚です。

珈琲屋のブログなのにこんなにレターポット ばかりって、、、と思われる方非常に多いと思います。確かに、そうなんです、多いんです。

しかし、このレターポット に地域活性化のキーがあると思っているので自分なりにほぼずっと考えてます、なので、自分の頭の整理的な面もあったりもします(笑)

もしも、題名がレターポット とあった場合、ご興味のない方はスルーしてください(笑)


1・レターポットのスタート

下記は西野亮廣さんがクラウドファンディングされた際に記載した内容を抜粋しています。

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僕は阪神淡路大震災の被災者で、週末になるとボランティアに行っていたのですが、震えている人に毛布をかけたり、お腹が空いている人に豚汁を作るハズだった僕らの手と時間は、全国から送られてくる『千羽鶴』の撤去に割かれてしまいました。

全国から送られてくる『着ることができない古着』の撤去に割かれてしまいました。

時には、それらを処分する為の費用が発生しました。

被災地に『千羽鶴』は要りませんでした。

被災地に『着ることができない古着』は要りませんでした。

要る人もいますが、要らない人もいます。

しかし、そのことを言うと、

「お前達のことを想って鶴を折ったんだぞ!」

「お前達のことを想って、古着を送ってやったんだぞ!」

と、"支援した側"の正義でもって、バッシングを浴びてしまいます。

これは東日本大震災でも、熊本地震でも、同じ問題が起こっていました。

要らないモノを「要らない」と言うと、怒られてしまうのです。

要らない誕生日プレゼントをたくさん貰っても、部屋が狭くなるだけですし、家に遊びに来るかもしれない友達からの贈り物だから捨てるわけにもいきません。

ただ、「要らない」と言ってしまうと、相手の機嫌を損ねてしまいます。

モノが不足していた時代は、贈り物が相手の幸せに直結していたのですが、

現代はモノで溢れ、

僕らはなるべく自分達の持ち物をコンパクトにして、手を自由にして、自分の好きなタイミングで、自分の好きなモノを取りたいと考えるようになり、

贈り物によって、その選択肢を奪われてしまうことにストレスを覚える場面が増えてきました。

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この事なども含めて、言葉を贈るという事を考えられ、クラウドファンディングによって、資金を集めレターポット は2017年12月28日に発表されました(現時点ではα版ですので、今後まだまだ進化していくそうです)


2・レターポット とは?


1文字5円で文字を誰かに贈ることができます。文字を受け取った人は、受け取った文字をまた違う誰かに贈ることもできます。

例えば、Aが私に「こんにちは」と5文字のレターを贈ります。

レターを受け取った私は、5文字分のレターを”誰か”に贈ることができます。

そうやって、 

  A → B → C という関係になるのです。

AさんはCさんとも繋がっている感じになります。

通貨単位で表現すると、

Aさんは”こんにちは”で 25円をBさんに渡します

Bさんは25円分の文字を貰いますので、それをCさんに25円分言葉を贈れます。


レターポット を分かり易い例えで書かれている方がいました。

”電報のバージョンアップしたもの”

確かに、電報って言葉を買いますよね、でもこの電報は言葉から物として

変換されてしまいます。(紙などに)

現段階でのレターポット とは違う形態になりますが、簡単に言えば言葉にお金を掛けてますので、近いニュアンスなんだと思います。


3・レターポット の概念(ルール)

 「既読スルーはOK」

 「相手に返信を求めることはNG」

 「贈られたレターは次の人へ」

 レターポットは見返りを求めるものではありません。

 give & give

 誰かに気持ちを伝え、受け取った人は別の誰かに気持ちを伝える。

 返信をしなくてよいのです。

 これ、上の2つは手紙と同じですよね、既読スルーというか、手紙は書くのは

 一方方向のみです。返信を求める事はNGでは手紙はありませんが、見返りを求めての

手紙というのはあまり無いですよね(文通とかなら別でしょうが)


4・レターポット のやり方

 レターポット はクレジットカードとFacebookのアカウントが必要になります。

 お金かけるの??

 0円からでもスタートを出来るのですが、その方法は他のサイトなどでご確認ください、と雑に書くのも何なので、、、、(Twitterなどでクレカ(クレジットカード)無いので、レターください!と呟くと頂ける可能性あるようです)


で、クレジットカードからまずはという場合には、100文字540円で購入できます。

つまり1文字5円なのですが。

実際にこのあとはやってみると分かるのですが、実際に誰かに贈ろうと思った場合、やはり最初は文字数気にします、1文字5円としても”ありがとう”で25円だ、、とか思いますので(笑)でも、そう思うのは最初の方だけかもしれません。


では、何でお金掛けて言葉贈るの?という事です。

西野亮廣さんは仕事でご多忙にも関わらず、頻繁に夜Facebookから見れますが生動画配信してレターポット の質問などを皆さんから直接受け回答してくれてます。

その中で、レターポット はペイフォードのような感じとも仰ってました。

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ペイフォードとは、直訳すると「先に払う」の意味ですが、これは組織や社会に所属する一人ひとりの人間が互いに無償のボランティアを提供しあう優しい関係性を表現する言い回しです。「ペイフォワード」の仕組みは、AがBに与える。BはAに恩を返すのではなくCに与える。CはAやBに対して恩を感じながら、つぎの世代へより多くのことを伝えていく。やがて社会には互いを思いやり、自然に後進が育ちやすい、ポジティブな循環が生まれます。もしかするとペイフォワードの概念は理想的に過ぎると感じる方もいるかもしれません。

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ペイフォードを言葉という価値に変えたのがレターポット と言っても良いような気が私はします。

話は戻りますが、ここで電報の話をします。

結婚式で電報を頂く事って言葉にお金を掛けてわざわざ届けてくれたんですよね?

これって嬉しくないですか?

お誕生日に遠方から電報届いたら(今では無いとは思いますが)、逆に今だからこそ嬉しくないですか??


5・貯信とは?

 レターポット を登録されると分かるのですが、

 贈った数 と 受け取った数 というのを見る事ができます。

これは登録している名前さえ分かれば、誰でも見る事ができます、

西野亮廣さんのも当然分かります。これを見るとわざわざコストを掛けてまでも贈ってくれた数=その方への皆さんからの感謝の=信用数 というのが可視化されている事ではないでしょうか?(正直言えば、芸能人の方への場合はファンの方、返信をもしかしたら、、、を求めている方なども無いとは言えないと思いますが、、それ以外の一般の方においては数字的な面ではある程度信用できるのではないでしょうか


 某口コミサイトなどによっていろいろと迷惑な話が多々あります。

実際その口コミも私もその場にいたから分かるのですが、事実無根の事などを匿名という点などもあり面白く投稿されてしまった事があります。記事削除を依頼しても出来ないの一点張りで過去別の会社では同じような事で裁判になったようです。

新しく入るお店の指標としてそういう口コミサイトは確かに調べる際には良いかもしれませんが、本来とは違うように記載されている事実というのもあるのです。

その観点からすると、コストを掛けてまで贈られた数という方がその方、お店への信頼度は高いのではないでしょうか?(これも西野さんのブログを読んで納得した部分ですが)

もちろん、その贈られたレターポット の中には注意などもあるかもしれません。けど、それも信用したいからコストを掛けてまでも、という事ではないでしょうか?

”今まで見えてなかった、見えない価値を可視化させる”

西野さんの発想の凄さを感じた部分です。


6・お店導入の意味


すでに5でお話をしてしまったので、ご理解頂いているかと思いますが、可視化する事でお店としてはその数値に信頼が生まれます。

 ”受け取ったレターポット の数 = 信頼・感謝の量””お叱りもあり(笑)”

業種によってはここでレターポット の意味合いが出てくると思います。

実は私はこの部分で1日朝から晩まで考えてました(ほぼ完徹してます。。。)

業種によって違うからです。

小さな飲食店=レターポット をお客様の声として捉える(感謝、お叱りの声)

少し大きな飲食店など= 従業員それぞれの見えないサービスへの可視化(チップ)

美容院=それぞれのスキルなどに対するチップやお店への評価

ここまでは考えていますが、この先までは現段階では私は理解出来れていないです。

では何で、自分の業種以外のことも考えて完徹しているのか(笑)?


7・地域活性化への可能性

レターポット の使用用途は個人の利用とお店や会社などの利用は少しニュアンスが変わると私は思っています。なので、ここが自分の悩んでいるポイントでもあります。

個人で利用する際の意図は自分では理解出来てきたので、凄い良い!と思っているのですが、お店、会社としてはどのような形でお店として活用していくか?  ここです。


私は4日前かな?思いついたら直ぐに行動したくなる性格なので(笑)すぐにお店でレターポット を導入しました。(この時点で正直かなりの見切り発信です)

で、次の日には自分のお店だけではもったいない、他にも知って貰いたい!と思い、そしてならば八王子のお店でやっている店舗を増やして注目してもらおう!そうすることで、八王子市外からも人が来るきっかけの一つになるのではないか?と考えました。

なので、レターポット に興味を持ってもらえるお店さんに向けたプレゼン資料を作りました。

この時点で思ったのです。。

飲食と言ってもいろいろとジャンルも違う。それ以外に美容院も、宿泊施設なども、エステなども。

それぞれ使用用途が違うよな、、って。

もちろん、ベース部分はペイフォードの関係です、これは同じですが、お店として導入する意図は違うよなって。。

そう思ったら悩みのループになってしまい、、、

  (実際、もし可能ならば直接西野さんにお伺い、ご相談したい部分です(笑))

ただ、まだ自分としても見切り部分もありながらもお店としての活用方法はある!と信じて継続していきたいと思ってます。


長々の長文にお付き合い、もしここまで見て頂けましたらばありがとうございました!

と、さりげなく自分のレターポット もリンクしておきます(笑)



珈琲倶楽部 田

東京都八王子市にて昭和58年より炭火焙煎珈琲専門店として営業をしております。 八王子市内に2店舗ございます。

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